車両用信号機 十字路のサイクル
十字路の信号は、交通量や交差点の形状に応じて多様なサイクルが用いられています。
ここでは、一般的な方式から右折制御を含む方式まで、代表的な例を図とともにまとめました。
【おことわり】ここで取り上げるのは一般的なサイクルであり、交差点や道路状況によりイレギュラーな動作をする場合があります。
実際の信号の現示に従い、見切り発車はやめましょう。
1.一般的な十字路
大抵の交差点は、例えば東西の信号を青にして(南北は赤)、少したったら黄→赤、今度は南北の信号を青にして(東西は赤)というパターンが多い。しかし、交通量や交差点の形状などに合わせて信号の動作を色々と設定し、渋滞を少しでも減らしたり、車や歩行者の安全を確保している。
2.右折矢印信号
比較的交通量の多い十字路に多い。赤になった後で右折矢印を出すことにより、右折車を安全に右折させるサイクル。
上段:矢印後黄有:たいていの県はこの方式。
下段:東京都・群馬県・静岡県・大阪府の一部で運用されていた矢印消灯の後に黄色を挟まない方式。
3. 右矢印同時に従道左矢印
左折専用レーンのある大きめの十字路に設定されるサイクルである。従道側のみ左折矢印を出し、主道側の右折矢印と同時に制御する方式である。
※赤+←の後の黄→赤は、左折先に横断歩道がある場合に設定され、横断歩道のない場合は省かれる。
4.右折分離信号:
交通量の多い十字路や、中央分離帯の幅が広い道路や立体交差に多い。直進・左折矢印サイクル・右折矢印サイクルを独立させることにより、右折車を安全に右折させるサイクル。
1段目:神奈川県や山口県でかつて主流だったAYR方式。使わない青灯に矢印を組み込んでいた。
2段目:福島県のR4でかつて設置されていたRYR方式。分離制御時は左赤、停止は右赤という使い分けだった。
3段目:東京都や福岡県で設置されていたRYR方式。左方向は左の赤、停止と右方向は右の赤という使い分けだった。
4段目:現在全国で主流の方式。青・黄・赤の点灯位置を統一する流れに沿っているものと考えられる。LED灯器を使う場合、地域によって青灯のLEDユニットを外し黒く目潰ししているものがある。
